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『あしたのジョー』

『あしたのジョー』がテレビ放映されて人気を博したのが確か僕たちが小学校3~4年くらいの時だったと思う。当時、僕たちは矢吹ジョーや力石徹をまねてボクシングごっこで遊んでいた記憶がある。ボクシンググローブとサンドバックが欲しくて欲しくてしょうがなかったけど、ついに手に入れることはできなかった。あの時以来『あしたのジョー』をマンガやビデオで見直すことはなかったが、40歳になった今でもストーリーばかりでなく感動したシーンのひとコマまで覚えているのは大変不思議に思う。大人になってから見た映画やドラマはその時はとても感動したとしても後になって「はて?どんな内容だったっけ?」と記憶の網に引っ掛からなくなってきている。今回『あしたのジョー』の実写版が上映されると聞いて最初は特に見たいとは思わなかった。アニメというのは現実で表現できないものを理想的にデフォルメして表現しているもので、それを実写化するというのはどう考えても退行的な感じにならざるを得ないという思いがあったから。しかし、最近特に気になる俳優である香川照之が丹下段平を、伊勢谷友介が力石徹を演じていると聞いて少し見たい気になり始め、とどめは監督が松本大洋の名作『ピンポン』の実写映画化に成功した曽利文彦だと聞いて見に行くこととなった。見終わってみて、しばらく忘れていた小学校時代に感じたあの感動をもう一度体験できて良かったというのがまず一番。だけどこれは懐古趣味の域なのか?純粋に作品の面白さなのか?自分ではまだ判断できず。しかし今の小学生がこの作品を見たときにどう思うのか?とても興味がある。良かった点を挙げると

①配役の妙・・・なんといっても伊勢谷友介。ボクサーの心と体になってたと思う。完全に主役の山Pを食ってた。恐るべし俳優。それから香川照之は期待を裏切らない怪演だったし、香里奈(白木陽子役)は違和感なく見てられた。山Pだけはちょっと・・・という感じで。

②監督がいい・・・この映画を陳腐なものにしなかったのは曽利監督の才能だと思う。こういうスポコン映画はだいたい安っぽくなるのが常で、それだけでなく熱狂的なファンの多いことで知られる『あしたのジョー』を実写映画化するのはかなりのプレッシャーがあったと思う。そんな中これだけの作品に仕上げたのは立派としか言いようがない。映像化するのが難しいシーンも独自の解釈とカット割りでとても良く表現できていたと思う。

ということで1800円払う価値のある映画だったと思う。小学生の感想聞いてみてぇ!

2011年2月21日-8:03 PM

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