有限会社田中工務店

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大工さんの手仕事~地元の木で作ったコースター

工務店の本業はもちろん建物を造ることなのですが木を使って作るものには果敢にチャレンジしたいと思っています。

今までもテーブルなどの家具類や会社の看板を作ったりもしました。

木の特質がわかり、木の扱いに慣れている大工さんですから大概のものは作れるはずだと思っています。

 

私たちが住む雪国では冬の間、工事量は激減して(というより無いに等しい)、雪下ろしがない今年などは本当に開店休業状態となります。

 

そこで木を扱うことに長けた大工さんに冬の間だけでも木製商品の製作をしてもらえば会社の売り上げにもなるし大工さんの技術力の向上にもつながるんじゃないかと社長である私は単純に考えました。

 

そこで2年くらい前から木で作った商品を開発しようと図面を書いていろいろ試作品を作ってみました。

 

ところが商品を開発して製作しても売れなければ売り上げどころかやった分だけ赤字となるわけです。

 

我々のような工務店は注文を受けてお客様の要望を取り入れた建物を計画・見積して請け負うという業態なので木工製品の販売というような小売りの販売ノウハウを持っていないわけです。これからその辺の開発から販売までのノウハウを身に着けなければと思っていたところTochiotoさまより五画(合格)コースターの商品開発のお話をいただきました。

 

まさに「渡りに船」とはこのことです。

 

Tochiotoさんはこれまで野草茶を作って販売をしてきた経験があるのでその販売ノウハウを勉強もさせてもらえるし、そもそも商品開発の発想なんかも我々のような技術屋とは全く違うんじゃないかと思ったのでこれは良い刺激を受けれると思いました。


 

まずは材料ですがTochiotoさんの要望で栃尾近辺で伐採した木材を使用しています。

今どきの家づくりは品質の均一な人工乾燥材を使いますので地元の山で伐採した木を建築材料として使うことが本当に少なくなりました。

資源はあるのに地産地消できないのはもったいない話だと常日頃から思っていました。

弊社では地元の製材屋さんから購入した地元の木を長い期間自然乾燥させてカウンター材やテーブルの材料として使ったり、杉材を外壁の材料として使うようにしてきましたが年々需要も減ってきています。

そんな中、このコースターのような小さな製品から再び地元の木を利用するきっかけができるのはとても意義のあることだと思います。

このコースターを手に取った人が天然木の良さを実感してくれて、地域資源を使ったものつくりに共感していただく。そうするともっと多くの人が地域資源の有効利用についてアイデアを出してくれるのではないかと思います。

さて話が逸れましたがコースターの製作に話を戻します。

 

Tochiotoさんに選んでもらえた幸運な木は「クルミ」「サクラ」「イタヤカエデ」「ケヤキ」「ホオノキ」「セン」「キハダ」「クヌギ」「リュウガン」の9種類です。

 

製作の様子をみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

刻印の金型

刻印の打ち込み。材種によって打ち込み加減が違うとのこと。

 

 

 

 

 

加工機は使いますが最終工程は地道な手仕事です。

1枚1枚丁寧に作ったこのコースターは木のぬくもりが目で見ても触っても感じられます。

この心がほっとする感覚はもちろん木という自然の素材が関係していることは間違いないかと思いますがもう一つは機械でなく人間の手仕事によって作られていることが一因としてあるのではないかと思っています。

最後にもう一つアピールしておきますがこのコースターは完全に自然素材だけでできていますので子供さんが口に入れても安心です。

 

Tochiotoさんを通じてこの手作り五角コースターがたくさんの人の手に届いたら嬉しいです。

そうそう大事なことを忘れてました。完成品の写真はTochiotoさんのフェイスブックでご覧ください。

https://www.facebook.com/tochioriori/posts/781570071943848

Tochioto HP http://tochioto.com/

2016年4月1日-3:55 PM

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