有限会社田中工務店

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家を受け継ぐということ

6/4(土)に上越市の吉川町に仕事の打ち合わせ行ってきました。栃尾からは高速使っても1時間15分くらいかかります。距離でいうと85kmくらい。最近請け負わせてもらった工事では一番遠い現場です。

なぜそんな遠くから仕事の依頼があるかといいますと・・・

実は依頼主は私が5年前まで勤めていた会社の上司だった方なんです。私が現場監督として担当した最後にして請負金額も最高の42億くらい(ひぇ~)の現場の工事所長だった方です。

私が経験した現場の中でも色々な意味で一番思い出深いのがこの現場です。今の私があるのも、こういった色々な現場での経験が血となり肉となっていると最近つくづく感じます。そんなお世話になった上司の方から会社を辞めてからも声がかかるというのは幸せなことです。

ちなみに会社辞めてからも何故か縁があって何人かの方と仕事の関係が生まれています。僕はそういう意味では非常に運のいい男です。「何か持ってる」ってことでしょうか?この運に対する感謝をいつまでも持ち続けたいと思います。

さて、下の写真がその上司の実家となります。

こちらがお屋敷

昨年初めて訪問した時は現場を見てびっくりしました。

まさに昔で言う庄屋様のお屋敷です。建てられたのは多分江戸時代です。聞くところによると先祖はこの地域の大地主であり、農業だけでなく色々な産業も手掛けてこられたとのことです。

敷地内には蔵や農業用倉庫などいくつもの建物が建っていて、それぞれ老築化しており、これを維持管理していくのは大変なことだと感じました。依頼主である私の元上司は先祖代々受け継いできた建物を必要なものだけ修理保存し、今となっては必要のないものについては順次解体していくつもりだそうです。

日本は最近になって長期優良住宅をはじめとするストック型の社会に舵を切り始めました。木造の家は手入れさえきちんとすれば100年は絶対にもちます。法隆寺は1300年という時間を経てもまだ健在してます。

家を大事に受け継ぎ、住み続けるということは、大変な努力を必要とします。壊して建て直した方がはっきり言って楽です。しかし長い時間を生き延びてきた家には先祖代々の想いだったり、それぞれの時代の家族の思い出が刷り込まれています。家を大事にすることは先祖を大事にするということと同じだと思います。

この先、長いスパンの仕事となると思いますが、お客様の想いにきちんと耳を傾けながらこのお屋敷の保存のお手伝いを微力ながらさせていただきたいと思います。

2011年6月6日-11:15 AM

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