有限会社田中工務店

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屋根の雪降ろし手伝いました

以前の記事で書いたとおり僕は大工の子供として生まれたのにどういう訳か高いところが苦手なんです。

これは自分にとっては大変なコンプレックスで田中工務店のせがれ(長男)としては本当に肩身の狭い思いをしてきました。

高いところが苦手といってもまったく屋根の上に登れないというほどではないので昨年から自分の家や会社の雪下ろしの時はさすがにお手伝いしています。

ということで今回も自宅と会社の雪降ろしを手伝いました。

昨年は慣れていないのと高所の恐怖感からスノーダンプを強く握りしめすぎて次の日から1カ月間、箸も鉛筆も満足に握れなかったという苦い経験がありますので今年は力を入れる時は入れ抜く時は抜く!ということを意識して雪降ろし作業しました。

まずは平屋建てで高さの低い会社の事務所を手始めに雪降ろししました。

建て坪が12坪の小さな事務所ですが一人でやると1時間ちょっとかかりました。

昨年はあまりに厚着して作業した為、汗をかきすぎて体力消耗した経験がありますので今年は薄着で挑み、なるべく汗をかかないように注意しました。

こういうこともやってみないと分からないですよね。

事務所の後は作業場2棟の雪降ろしを手伝い、合わせて5時間くらいの作業でした。

疲労困憊したのは言うまでもありません(-_-;)

しかし今年発見したのは雪降ろし作業もある程度の時間が過ぎてくるとハイな状態になるってことです。

ランナーズハイみたいな感じの『雪降ろしハイ』です!

ですがこんなきつい作業は2日やったら1日休むくらいじゃないととても続かない気がしました。うまく交代で休めるような仕組みを作らないとダメだなと。。。

自分が雪降ろししているところは撮影できないのでうちの大工さんが雪降ろししているところの写真です。

大作業場の雪降ろしの様子


屋根の鼻先は特に注意して作業します。


屋根上から見た雪降ろし作業①


使っている道具は雪降ろしの必需品スノーダンプです。

屋根上から見た雪降ろし作業②


今回雪降ろししてみて分かったのは家の周りに雪を落とせるのなら屋根勾配は雪が転げ落ちていくようにある程度キツイ勾配が良いなぁってことです。上の写真の作業場屋根は3.5:10~4:10くらいだと思いますがとても降ろしやすかったです。

しかし雪を落とせる場所が決まっていて屋根の上を横移動しなければならないようなら緩い勾配の屋根じゃないと作業がきつくなります。

ということで雪国では雪降ろしのことをよく考えて家の配置やつくり方を考えなければなりません。

風の強い地域では風のことを、雨の多い地域では雨のこと考えた家造りという風に、家を造るということはその地域の気候に合わせた工夫や仕掛けが必要になるはずです。

そういった意味では地元の工務店や大工さんに家を建ててもらうのは良いことだと思います。

その地域に住んでいる人でなければ分からないことってあるはずですから。

大手のハウスメーカーとかビルダーはどの地域でもある程度通用する平均的な家しか提供できないはずです。

その地域では本当はこの部分を補強しておいた方が良いとか、こういう工夫をしなければならないというのがあっても標準仕様が決まっていると細かな対応はできないと思います。

それとは逆にこの地域では必要のない仕様が標準仕様だからということで外せないなんてこともあるかもしれません。

家というのはその地域の自然との関係性から成り立つものです。

その地域のための、その家族のための、その人のための家というのがあるはずです。

最後に雪降ろし中に屋根の上から見た近所の風景を。遠くにきれいな山並みが見えます。

屋根上から見た風景


今年は雪降ろしのコツが掴めてきたのか、全身の筋肉痛はもちろんありますが昨年のようなひどい後遺症は出ていません。

良かった~


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2012年2月8日-10:12 AM

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