有限会社田中工務店

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店舗併用住宅増築工事 着工~基礎

今回の工事、増築とはいっても既存建物とほぼ同じ床面積の建物が隣に建って、更につなげるのですから普通の新築工事以上に難易度の高い工事です。最初にお話を頂いたのは平成25年1月ですから1年半も前になります。既存建物が20年前に建築した木造3階建のため、現行の建築基準法には適合していません。この既存不適格建築物に店舗併用住宅を増築して床面積が約2倍となるのですから建築基準法や消防法で色々な制約がでてきます。お客様の要望を聞きながら法律にも適合させる作業は困難を極め、計画がまとまるのに本当に長い時間を要しました。また1階の建物用途が車庫・店舗ということで耐力壁の配置に制限がありますので構造計画・構造設計も難しかったです。そんな苦労の末、5月下旬に建築確認済証を受領して着工となりました。新しく増築する部分には古い鉄骨造の建物がありましたが、これは別途解体業者により解体して弊社は更地の状態からのスタートです。

 

工事着工前にまず最初に行うのは地鎮祭です。お清めと共に工事の安全も祈願してもらいます。

地盤調査の結果、表層地盤改良が必要と判定。深さ1.1mくらいの地盤を固化材を添加して改良しました。

地盤改良が完了した後は排水管の布設工事です。一般の住宅では縁の下に配管しますが、この建物は縁の下がありませんので土間スラブの下に配管をあらかじめ施工する必要があります。更にこの排水管は隣の既存建物の排水も兼ねてます。つまこの段階でも使用している排水管なのです。

次は地中梁の部分を残しながらスラブ下の高さまで砕石を入れていく工事です。普通の木造住宅ではべた基礎で地中梁が入ることはまずないと思いますがこの建物は構造計算の結果、必要となってます。

この高さ35cmもある砕石の山が崩れないように斜面に硬練りコンクリートをなでつけます。

 

この後は基礎の位置を正確に墨出しするために厚さ50㎜でコンクリートを打ちます。これを捨てコンクリートと言うのですが変な呼び方ですよね。この捨てコンは構造的な強度には全く関係がないためにこんな呼び方なのですかね。

 

この後は地盤からの湿気が床コンクリートに上がらないように防湿ポリフィルムを敷きます。

次は基礎の鉄筋組立てです。構造計算により鉄筋の太さや間隔が決まっています。同時にコンクリート型枠の組立ても行いました。

そして基礎工事のメインイベントとなる床スラブのコンクリート打設を行いました。ポンプ圧送車と生コン車を県道に縦列配置しての作業となりますのであらかじめ警察に道路使用許可申請を提出して許可を得て、近隣の皆さまにもお知らせをしての作業です。片側交互通行となりますので交通誘導員も2名配置して事故のないように作業します。

コンクリート打設後に固まり具合をみて金ゴテで平らに仕上げます。建築用語では金ゴテ押えと言うのですが、ある程度力を加えて上から押えるようにして撫ぜるのです。その時の作業員はまだ完全に固まっていないコンクリートを傷つけないようにかんじきみたいな履き物でコンクリートの上を歩きます。

この床がそのまま仕上げとなるコンクリート打設の日は絶対に雨に当たられないようにしなければなりません。この日は運よく快晴で降水確率も0%でした。ただし気温が高すぎるとコンクリートが固まるのも早いので金ゴテ押えが間に合わないなんてこともありえます。建築も土木もそうですが建設工事というのは本当に天候に左右される仕事なのです。この後は基礎の立上り部分の施工をして基礎工事は完了となります。

今回はここまでのレポートとさせていただきます。この後は大工さんがいよいよ登場となりますので、こうご期待を!

2014年6月27日-6:32 PM

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