有限会社田中工務店

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手作りキッチンとカップボード

前から家具造りには興味がありました。

家をデザインして施工するのと家具をデザインして作るのは似ているようで微妙に違います。

家具職人に家を建ててもらうのはかなり難しいことだと思いますが、大工さんに家具を作ってもらうのは最初は失敗もするでしょうけど経験を積めば可能なことです。

家は設計士による設計で自由なデザインで建てたけれど、家具はそこらへんにある家具屋さんに並んでいる商品の中から何となくイメージに合うものを選んだなんてのが一般的だと思います。

もちろん既製品ですので大きさが決まっているため、部屋に置くとちょっと隙間が出たり、入れたい物が入らなかったりということが考えられます。

設計する側からすると本来なら家具やカーテンなどまで含めてトータルデザインするのが望ましいのですが、家具を家具屋さんに注文して作ってもらうと正直高くつきます。

そこで考え付くのがうちの大工が家具を作れれば既製品家具には敵わないまでも家具屋さんに作ってもらうよりは安くつくだろうということです。

仕組みの簡単な家具については経験を積んできたのでいけると思います。

ただし、無垢材を使った場合は収縮や反りが出たりしているのでリスクがまだあります。集成材なら問題ないかと思います。

つい最近の物件で中古の既製品流し台の抽斗と扉を赤松集成材に取り替えてみたら意外と手作り感満載のオリジナルキッチンができたのでご紹介したいと思います。

とあるキッチンのリフォーム現場で不要になった流し台が捨てるにはもったいないくらいきれいだったので捨てずに弊社の倉庫で保管しておいたことから物語は始まります。

通常の流し台は内部にポリ合板が貼ってあるのがほとんどでキッチンの入替え時には長年の湿気やこぼれた調味料等でかなり傷みが激しいものがほとんどです。

しかし今回の流し台は使用年数が短いうえに内部がステンレス貼りという掘り出しものでした。

下の写真がその掘り出し物です。

この流し台が大変身します


保管してから数カ月経ち、幸運なことに『簡単な料理ができる程度のミニキッチン』を造りたいというお客さんが現れました。

間取りを実測すると、保管してある中古の流し台がぴったり入る大きさでした。

このミニキッチンにはもう一つ要望があって、それはオリジナルのカップボードを造ってほしいということでした。

そこで中古のキッチンの扉をオリジナルデザインのカップボードと同じ赤松集成材にして統一感のあるキッチンにしてはどうですかと提案しました。

結果は下の写真をご覧ください。

生まれ変わった流し台


赤松集成材の扉に白の自然塗料を塗りました


中を見ると

金物はそのまま再利用しています


そしてオリジナルデザインのカップボードはというと

オリジナルデザインのカップボード


建具は吊戸


建具の引き手は框に彫り込みを入れただけです


流し台とカップボードの材料が統一されると部屋のトータルイメージもシンプルですっきりした感じとなります。

白と茶で統一された室内


こんな感じで家具のデザインと施工にもチャレンジしてます。

部屋のデザインと大きさにぴったり合った家具をいかがですか?

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2011年9月13日-4:05 PM

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