有限会社田中工務店

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町屋のリフォーム⑦

内部も外部も仕上げ工事が進んでいます。

今回は壁も天井もビニールクロス仕上げとなっていますのでクロス貼りの工程を紹介します。

壁の出隅の補強


ご覧のように壁の出隅は角のラインをきれいに出し、強度を高めるために塩ビ製のコーナー材を取りつけます。

どうしても壁の出隅は物をぶつけやすくて脆い箇所ですからこうやって補強します。

ボードのジョイント処理


そしてボードの継ぎ目にはジョイントクロステープを貼って補強し、その上からパテを塗って壁の一体化を図ります。

パテ材(下塗り用と上塗り用があります)


パテ塗りの様子


このようにパテへらを使ってボードの継ぎ目とボードを固定するビスの部分にパテを塗り込みます。

パテ処理後のボード面


そしてパテが乾いたらサンドペーパーで平滑にします。

サンドペーパーでパテをヤスリ掛けします


これがビニールクロスを貼る前の下地処理の流れです。

パテを塗ったところは厳密に言うとボード面より盛り上がっているのですがクロスを貼った時に分からないようにきれいにサンドペーパー掛けをして平滑にするのです。

仕上りの善し悪しは下地処理で決まると言っていいと思います。

日光が横から当たるような壁面や照明の光が当たる壁面は下地処理が悪いとボードのジョイント部がはっきり分かります。

これはクロス工事だけでなく塗装工事にも共通して言えます。

地味な作業の下準備の善し悪しで仕事全体の善し悪しが決まるというのは建築工事だけでなく世の中にある『仕事』と呼ばれるもの全てに共通する定理のような気がします。

2回目のパテ処理後にサンドペーパーを丁寧に掛けて、いよいよクロス貼りとなります。

クロス貼り前のサンドペーパ掛けの様子


クロスはロール状になって搬入されるのですが糊付けしないと貼れません。そこで登場するのがコレです!

クロスに糊付けする機械


糊付けの様子


この機械にロール状のクロスをセットして必要な長さをインプットするとその長さだけ糊付けしながら送り出して止まります。

天井のクロス貼りの様子


天井を貼る時はどうしても2人作業になります。

壁のクロス貼りの様子


クロスは数cm重ね貼りをしてからその部分にカッターを入れてジョイントしていくのですが、ここで重要なのはクロスは切断してもその下のボードは傷つけないようにすることです。

ボードの表面を傷つけると後々その部分のクロスが剥がれてくるのです。

さて次は外部の仕上げを。

商店街に建つこの家の通りに面した外壁に僕は計画当初から木を使いたいと思っていました。

元々、伝統的な小屋組をあらわしにした外観なので金属系のサイディングではちぐはぐな感じになります。

お客様との打ち合わせの結果、雁木(商店街の屋根付き歩道)の屋根から下は金属サイディングに、屋根から上は既存の角波鋼板に白塗装を施してその上から木の格子を取りつけることにしました。

金属系の外壁と木のコラボレーションで重さと軽さ、温かみと冷たさ、有機質と無機質といった対比的な面白さがあると思いました。

外壁の工事前


既存の金属鋼板に白塗装しました


木格子の施工中


木格子の取付け完了


この木格子は杉材にウッドロングエコ塗装していますので、これから時間が経つにつれて色が変化していくことでしょう。

どんな色に変化していくか楽しみです。

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2011年10月13日-10:36 AM

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