有限会社田中工務店

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町屋のリフォーム⑧ 竣工

少し前となりますが町屋のリフォーム工事が無事完成しました。

思えば7月末に着工して約3ヵ月かかっての完成です。

設計段階で予想していたよりも難しい工事でした。

リフォーム工事は着工して壊してみないと分からない部分があるので計画と実施の誤差が出るのはある程度はしょうがないと思います。

これも「良い経験をさせていただいた」と思わなければなりません。

ではビフォーア・アフターでご覧ください。

外観工事前

外観 完成

竣工 エントランス外部 独立柱もきれいに仕上がりました。

屋根の小屋組み部分は既存のままとしました。

茶色く焼けた梁と白のしっくい壁のコントラストがこの建物のベースカラーとなっていてこの街並みにもマッチしていました。

なので新しく手を入れる部分もこの色の組み合わせを用いて、違和感なくこの街並みにすっと溶け込むことを目指しました。

どうしても木を外観に使いたかったので雁木上の外壁にウッドロングエコを塗った木格子を取付けました。

時間が経つごとに深い色合いに変化していくこの木格子はこの建物の特徴的な顔になったのと同時にこの建物がこれから経ていく時間を刻んでいく木の年輪のような存在となると思います。

続いては内部を。

着工前 内部玄関

竣工 玄関

竣工 玄関ホール 奥に見える建具はスプルス材の框戸

着工前 LDK

着工前 LDK 鉄骨の梁

竣工 LDK

竣工 LDK

竣工 LDK 鉄骨梁は集成材で囲い白塗装しました。

2階はこんな感じに。

着工前 2階廊下

竣工 2階廊下

竣工 2階洗面

竣工 2階洗面 

この洗面カウンターは赤松集成材を使った手作り製です。

着工前 2階洋室

竣工 2階洋室

着工前 廊下兼物干場

竣工 廊下兼物干場

この物干場のあたりは着工前は床レベルが70cmも下っていたので床梁を入れ直しての大がかりな工事となりました。

セン合板を使ったトイレの木製建具

この現場も建具はできる限り既製品を使わずにオリジナルデザインの木製建具にしました。

塗料は「いろは」という自然塗料を使ったのですが乾燥速度が遅くて苦労しました。

早く乾くということは有機溶剤(シンナー)がたくさん入っているということなので、乾燥が遅いのは自然塗料ゆえの特徴だとあきらめるしかありません。

内部の竣工写真を見て気付かれたか分かりませんが、外観のベースカラーの白と茶がそのまま内部にも使われています。

この家の元々持っていた雰囲気とオーナー夫妻の相性が合ったのかもしれません。

築80年の家がリニューアルして新たな命を吹き込まれたました。

この家とこの家に住む家族の新たな物語の始まりです。

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2011年11月17日-9:16 AM

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