有限会社田中工務店

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築47年の家のリフォーム⑥

今日は内部の工事について。

ちょっと現場に行かないでいたらフローリングは全て貼り終わっていて養生してありました。この『養生』という言葉。分からない人のために解説すると、仕上がった部分を傷めたりしないようにベニヤや養生材で保護することを言います。

ちなみにコンクリートを打った後も、「養生する」という言い方をします。これはコンクリートが所定の強度が出るまで振動や力を加えずに、一定の温度で管理することを言います。だから真夏の35度を超えるような気温の時は散水したり、真冬の2度以下の気温になる時は暖を採ったりするのです。

話がそれましたが現場の様子をご覧ください。

腰壁のパイン羽目板貼り

洋室の腰壁はパイン羽目板を貼りました。材料は天井に使用したものと同じものです。

小さな子供さんや、お年寄りは壁をつたい歩きすることがありますので塗り壁やクロスですと汚れが目立ちます。板貼りにしておけば汚れも目立ちませんし、何かがぶつかっても傷になりづらいです。また後で手摺を付ける事もできますのでお勧めしています。

さて次はクローゼットドアの枠とサッシ枠を付けたところを。

クローゼットドアの枠とサッシ枠

サッシ枠の塗装前の状態

最近では建具もサッシ枠もメーカーの作る既製品を使っている工務店が多いと思います。そう言う弊社でもお客様の希望によっては既製品枠を使用しています。

既製品枠というのは木ではありません。大体が木のチップを圧縮加工した基材に木目の印刷を施したオレフィンシートを貼っています。既製品枠の何が悪いというのではありませんが、10年後にどのような状態になってしまうかは分かりません。

うちの会社では建具屋さんという技術を持った職人さんがいる限り、できるだけ既製品でなく、オーダーメイドの建具を入れたいと思っています。ですからこういった建具枠やサッシ枠はおのずと大工で加工する木の枠となるのです。材料としては昔は無垢材を使ったこともあるのですが最近では赤松の集成材を使い、オイルフィニッシュ塗装をして仕上げます。

コストを考えると工場で大量に生産しているものと職人が一つ一つ作るものではやはり違いが出てしょうがないと思います。

しかしオーダーメイドなら大きさやデザインも自由ですし、長く使った後に化粧直しすることもできます。既製品は化粧直しはできませんので気にいらなきゃ新しいものと交換するしかありません。

これからの時代、きちんとしたものを長く大事に使うということがテーマになってくると思いますし、実際にそういった方向に世の中は流れていると思います。

今までは壊れたら捨てて新しいものを買うというショートサイクルの消費社会でした。ですからある程度の期間使えば壊れるようなものをメーカーも造り、消費者もそれで良しとしていたところがあるかと思います。

壊れやすいというのは過度な価格競争からくるコスト削減が一つの大きな要因になっていると思います。

しかし良く考えてみれば、ある程度のお金を出して良いものを長く大事に使うのと、安くて短命なものを買い替え続けていくのはどちらが高い買い物になるのでしょうか?それとどちらのものに愛着が湧くのかというのも選択する時の大事な要素です。「安物買いの銭失い」という言葉もありますので一度、選択する前に考えてみてはいかがでしょうか?

2011年7月16日-10:51 AM

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