有限会社田中工務店

PAGE TOP

築47年の家のリフォーム工事①

新たなリフォーム工事が始まりました。

昭和39年に建てられた昔ながらの日本家屋といった感じで1階に和室8帖間が2部屋、6帖間が2部屋あるのですが畳の床が、もう抜けそうなくらいに傷んでいます。リフォームの内容は、この4部屋のうち6帖間の2部屋を洋室に、8帖間は和室としてきれいに、広縁も物干場兼洋室に、この部屋に関係するサッシを断熱サッシに、2階の外部木製建具を断熱サッシに、一部波板鋼板外壁を杉板貼り(ウッドロングエコ塗装)といったものです。

まずは着工前の写真をご覧ください。

着工前内観①


着工前②


着工前外観 2階は木製建具です。冬は寒かったでしょう。


着工前外観 ここは杉板貼りにリフォーム


そして、まず内部の解体工事が始まりました。

解体状況。床をはがしています。


床を撤去した状況


床を撤去してみると縁の下の湿気がものすごくて、床の下地材は腐食している状況でした。現場は小さな山のふもとになっていて常に現場のあたりは土がジメジメしていて、地下水位もかなり高いことが予想されます。しかも縁の下は布基礎で囲まれ、通風口も不足している状態の上に土のままですから高湿度になるのもしょうがないかと思います。

土台や大引きといった太角材も中心近くまで腐食が進んでいました。

腐食の進んだ土台


とにかく駄目な部材は防腐処理済みの材料に入れ替えます。

土台の入替え状況


そして土からの湿気を抑えるためにポリフィルムという防湿フィルムを敷き込みました。

ポリフィルム敷き込み状況


さて次は今まで開口部分だったところを筋かい入りの耐震壁にしていきます。

筋かい設置状況


筋かいの端部は構造金物にて接合しています。

筋かいプレートと呼ばれる構造金物


そして床下の根太という材料を取り付けていきます。昔は畳下は455mm間隔でこの部材を入れていましたが現在は303mm間隔で入れます。

根太の取付状況


今日はここまでのレポートとします。

なお床下の湿気対策としましては山側の建物外部にU字溝を入れて山からの水を排水するのが一つ。二つ目は床下の空気が流れるように布基礎部の開口を増やし、さらに換気扇で強制換気する予定です。

家にとって一番怖いのは湿気かもしれません。コンクリートや鉄と違って木は湿気に大変弱い材料です。木そのものも腐りますし、シロアリ発生の原因は何を隠そうこの湿気が一番の元凶と言えます。

法隆寺をはじめとする神社仏閣が1000年以上経っても現存するのは床下が風通しの良い構造になっているからです。神社の床下はガランコですよね。神社みたいにとは言いませんが家の床下も湿気が溜まらないような工夫が必要です。最近は縁の下もコンクリートの土間にして湿気が上がらないようにしている家がほとんどです。

もちろん床下だけでなく、とにかく木は湿気に弱いということを覚えていてください。

ではでは、次のレポートをお楽しみに!

2011年6月30日-8:15 PM

その他のブログの記事

  • 新入社員が入りました!

    4月1日に新入社員が入りました。名前は大橋陽生です。この3月に県央工業高校の建築学科を卒業したばかりの18歳です。高校1年生の時から夏休み等学校の休みを利用して弊社でアルバイトをしてくれていたのですが…

  • image

    縁の下にて

    キッチンのリオフォームをさせていただいたお客様から「和室の建具を閉めても召し合わせ(建具と建具の取り合い)に隙間ができる」との相談がありました。調べてみると土台の水平がかなり狂っていました。畳をは…

  • image

    注文住宅ということ

    注文住宅ってどういう意味だろう?建売住宅というのは建築業者がお客様からの注文の前に家を造り、その出来合いの家を売ることです。売れない場合だってあり得る。お客様にしたって家にある程度自分たちを合わせてい…

  • とちおブラ散歩 新町編

    今回は新町地域を仕事のついでにブラついてみました。この新町とか大町あたりは栃尾城があったころから昭和の中ごろまでは町の中心地だったようです。郵便局や警察署といった公的機関も昭和の中ごろまで大町に集まっ…

  • 栃尾のバス停

    栃尾の各所に佇むバス停が妙に気になる。雨宿りできる屋根付きの建造物もあるかと思えば、ただぽつんとバス停看板があるだけの場所もある。あれはそもそも越後交通の所有物なのか?誰が設計しているのか?(同じ規格…

関連記事

  • 関連する記事はありません

ニュース&イベント

  • 職人の卵 -2018年07月07日

    世間では人手不足が声高に叫ばれていますが、うちの会社も今年は依頼される仕事が多く人手不足を痛感してい…

  • リーフレット作りました -2016年12月27日

    今まで弊社は紙媒体のリーフレットがなかったのですが今年は全国商工会連合会という団体の小規模事業者持続…

  • 新入社員が入りました! -2016年04月07日

    4月1日に新入社員が入りました。名前は大橋陽生です。この3月に県央工業高校の建築学科を卒業したばかり…

  • T様邸「山林の家」見学会(長岡市栃尾地域) -2015年06月09日

    6月6日、7日の2日間に渡り、T様邸の完成見学会を行いました。先ずは今回の完成見学会を快諾してくださ…

3代目社長のBlogブログタイトル全一覧を見る

  • 職人の卵 -2018年07月07日

    世間では人手不足が声高に叫ばれていますが、うちの会社も今年は依頼される仕事が多く人手不足を痛感してい…

  • 古いものをあえて残す和室のリフォーム -2017年12月02日

    今回ご紹介する事例もかなり長い時間を積み重ねてきた和室のリフォームです。念のため言っておきますが弊社…

  • 椅子の修理に挑戦~豊かさについての考察 -2017年11月22日

    ひとつ前の投稿「築133年の家を住み継ぐ」のスピンオフ的なブログです。実は改修工事の最中にお客様より…

  • 築133年の家を住み継ぐ -2017年11月10日

    その男性は築133年の家のリフォームをしたいと事務所を訪ねてきました。お話を聞いてみるとその男性は6…

  • 無垢の木を使ってみませんか? -2017年08月05日

    忘れがちですが人間は自然の一部であることは間違いありません。だから自然素材に触れたり、自然素材に囲ま…

  • 栃尾のバス停 -2017年06月05日

    栃尾の各所に佇むバス停が妙に気になる。雨宿りできる屋根付きの建造物もあるかと思えば、ただぽつんとバス…

  • 雪国ならではの修繕工事から見えてきたこと -2017年05月08日

    今年は雪の量はそんなに多くはなかったのですが屋根の鼻先に雪庇ができて重くなり、雨樋が破損したり鼻先の…

  • 幸せな気分になれる?大工さんの手作り棚 -2017年03月28日

    久しぶりのブログです。今回は弊社の事務所に飾り棚を新たに設置しましたのでそちらを紹介します。まずは設…

  • 雪国の暮らし~屋根の雪下ろし -2017年01月24日

    栃尾のとある冬の日の風景を切り取ってみました。まずは雪国ならではの生活風景。雪の降らない地域では経験…

  • とちおブラ散歩 新町編 -2016年12月29日

    今回は新町地域を仕事のついでにブラついてみました。この新町とか大町あたりは栃尾城があったころから昭和…