有限会社田中工務店

PAGE TOP

自然素材にこだわったキッチンのリフォーム②

ちょっと前に無垢のフローリングについてレポートをしたキッチンのリフォーム現場のその後です。

昨日から左官職人が壁のエコカロン塗りを始めました。

ジョイントクロステープ貼りの様子


このジョイントクロステープはボードの継ぎ目がひび割れにくくするための補強材です。これは塗装仕上げでもクロス仕上げでも行う工程です。

エコカロン下塗り材


そしてこの材料を先ほどのボードに下塗りします。

左官の青木さん下塗りの様子


このエコカロンという材料には接着剤の役目をする海藻のりが入っているので塗ったばかりの時は磯の香りがするんですよ。自然素材ならではですよね。ちなみにエコカロンの素材はゼオライト、消石灰、海藻糊、スサ、自然顔料といった100%自然素材で構成されていますので安心・安全な材料と言えます。

そして下塗りから1日明けて、本日は上塗りを行いました。

これが漆喰調の上塗り材。これをコテで塗っていきます。


上塗りの様子。漆喰調は粗が分かるので職人の腕が分かる仕上げと言えます。


今回はキッチンの壁ということで砂壁調ではなくツルツル仕上げの漆喰(しっくい)調にしました。ここらへんのテクスチャー(素材感)については好みもありますのでお客さんとの相談で決めます。砂壁調は漆喰調に比べてザラザラしている分、ホコリが付きやすいと思いますが、砂壁調のテクスチャーはいかにも自然素材といった感じで存在感のある仕上げにするには良いかと思います。

こういった壁を塗れる左官職人は今となってはホントに少なくなりました。特に自然素材の扱いというのは天候やちょっとした配合の違いにも影響されるため、職人の経験や感性に頼るところが大きいのです。長い年月の修行を経て、身体で覚えていく技術と言えるでしょう。最近よく聞く「スキルアップ」なんていう生易しい感じでなく、まさに泥臭く身体で覚えていく修行なんだと思います。

僕は最後は脳ではなく身体で覚えたことがその人の力となると信じています。僕の仕事は設計だから脳で考えるのが当たり前だと思われるかもしれませんが、実は設計も現場で身体を使って覚えていく技術だと最近分かりました。脳だけで設計すると必ず失敗します。現場で五感を使ってイメージを掴み、ふくらませていく。まぁ脳も身体の一部ではあるんですけど。現場を見て、施主の話を聞いて、素材の匂いを嗅ぎ、触ってみる。ただし味見はしないかもしれません。

話がちょっとそれましたが、もうすぐこのリフォーム工事も完成です。

完成後のレポートもお楽しみに!

2011年6月23日-7:40 PM

その他のブログの記事

  • image

    町屋のリフォーム④

    現場は順調に進んでいるのですがご無沙汰してしまって、久しぶりのレポートです。まずは耐震補強の様子を。このように間仕切り壁を新設とするところで入れられるところは筋かいを入れて耐震補強を行います。筋かいと…

  • 残すという選択(長岡市栃尾地域)

    お客様よりトイレの改修依頼があったので訪問してみると・・・ トイレを広くするというのが第一の希望だったのですが広くするには土蔵の扉が片方だけ観音開きにできなくなるのです。 今までは…

  • 小屋裏空間も利用した子供部屋リノベーション(長岡市栃尾地域)

    来春小学5年生になる娘さんに子供部屋を造ってほしいとの依頼があったのは今年の6月のことでした。 今はほとんど物置状態の和室6帖と廊下と物入の2帖分の空間+小屋裏空間をロフトとして使いたいとの…

  • 山林に家を造る⑤~外装~

    建前が終わり、雪の降る前に足場を解体するために弊社の全勢力を外部工事に投入しました。栃尾地域でも冬の間も足場がそのまま残っている現場もありますがここは雪の量に関しては別格です。昨年の2月末の様子はこん…

  • リノベーション見学会の報告

    10/25(土)10/26(日)の2日間、T様邸のリノベーション見学会が開催されました。 おかげさまで2日間とも秋晴れの良い天気に恵まれ、2日間で約250名の方にご来場いただきました。&nb…

関連記事

  • 関連する記事はありません

ニュース&イベント

3代目社長のBlogブログタイトル全一覧を見る